デカルマチニーとは?
絵の具を転写するアート技法「デカルコマニー」と「街に」を組み合わせた造語、それが「デカルマチニー」です。
子どもたちが撮影した写真や、ワークショップで制作した絵、アート体験作品などを募集します。
集まった100作品を、UVプリンターで凹凸のある「触れるアート」として複製。視覚だけでなく、手触りや音でも楽しめるインクルーシブな作品として街なかに展示します。
新しいアート体験
UVプリンターで創る「触れるアート」
紫外線で硬化する特殊なインクを使うUVプリンターは、様々な素材に印刷が可能。インクを重ねることで、絵画のような凹凸や質感を表現できます。
耐久性も高く、3年以上の経年劣化保証があるため、屋外での長期展示にも適しています。
QRコードで広がる世界
作品のそばにあるQRコードを読み込むと、スマホからこんな情報にアクセスできます。
- 作品の題名・作者(年齢)
- 作者本人による作品説明(音声)
- 作品のモチーフとなった場所の位置情報
- 作品の近くの音(例:公園の蝉の声)
デカルマチニーの5つの体験
街が美術館に
市内の観光名所やお店、公共施設など、様々な場所にアートを展示します。「うちにも飾ってほしい!」という場所も募集中です。
観光名所近くのお店
カフェ・喫茶
ホテル・旅館
駅
学校
図書館
銀行・病院
廃校活用施設
プロジェクトの目的
育む力
子どもたちが身近な風景の中にアートを発見し、自由に表現する機会を通じて、「自分らしく感じる力」「自分の言葉で語る力」「他者との違いを面白がる力」を育むことを目指します。
期待できる効果
- アート制作と展示の経験が、子どもたちの自己肯定感や地元愛を育みます。
- 作品をきっかけに人が動き、地域をより深く知るきっかけが生まれます。
- "日常の中のアート"が、観光客や住民の対話を生み出します。
- 将来的には街全体が「まち美術館」になることを目指します。
選考フロー
1. 選考チーム編成
アーティスト、市民代表など多様な視点を持つ6〜8名で構成。
2. ツール配布と理念共有
評価のブレを防ぐため、コメント例や選定視点を共有。
3. 一次選考
全作品を「想い」「応援」「印象」の観点で個別に記録。
4. 最終選定
評価の集中度や全体のバランスを考慮し、最終決定。
5. コメント整理
選考コメントを展示用の短文に抜粋し、作品の魅力を伝える。
6. 未選出作品の活用
記録集やスライドショーなどで大切に活用。